史跡番外編【まだまだいるぞ!歴史を駆けた戦国武将】


史跡番外編【まだまだいるぞ!歴史を駆けた戦国武将】

歴史に名を残した武将たち

歴史に名を残した武将たち 「北条早雲」の下克上に始まり、戦国時代最初の天下統一を目指した大将を陰ながら支えてきた家臣たちもまた、戦国の世を駆け抜けた武将たちである。
上杉家を例に上げると、謙信や景勝に仕えた知勇兼備の武将「直江兼続」は幼少期から上杉家に仕えていたため、上杉家の名所や史跡を巡ることで兼続の幻影を辿ることもできる。豊臣家の五奉行で秀吉に忠義を尽くした「石田三成」、または天下統一を目前にした信長を本能寺の変で奇襲した「明智光秀」など、歴史の表舞台に名を残す偉人たちは全国各地に数多く存在している。

地域で見る名将たち

地域で見る名将たち 土佐(高知)の「長宗我部元親」は、わずか10年で四国を統一した知将で、その後秀吉に忠実に仕え1590年の小田原攻めでは多大な功績を残した。
加賀(石川)百万石を代表する「前田利家」は、はじめ信長に臣従するも後に秀吉に仕え、五代家老の一人として秀吉を助け、家康の野望を防ぐために大きな役割を果たした武将である。
また、虎退治の異名を持ち難攻不落と称される熊本城を築いた「加藤清正」などは築城の名人として名高い人物である。
その他にも漫画をモチーフに絶大な人気を誇る「前田利益(慶次)」に至っては、上杉家に仕えていたため米沢(山形)にゆかりの深い人物となっている。

いろんな武将を訪ねて旅を楽しむ

いろんな武将を訪ねて旅を楽しむ 好みの戦国武将は人それぞれ違うと思うが、歴史をいろんな角度から見れば好きな武将から違う人物へと繋がっていく。そしてそこには、その人物が「愛した土地」や「ゆかりの深い場所」が存在している。
例えば、信長の史跡を観光するつもりで京都に行ったとしても、秀吉や家康、光秀など京都に縁のある武将は数多く存在している。ついでと言っては失礼かもしれないが、せっかく歴史に関連する史跡があるのであれば訪ねてみるのも悪くないと思う。
そこから新しい発見へと繋がり、歴史の深い場所へと導くきっかけとなるかもしれない。もし、時間が許すのであれば、一つの地域でいろんな武将の史跡を巡る旅が出来たら、より一層の名所観光を楽しめること間違いなしだと私は思う。

自分なりの武将マップを持って

自分なりの武将マップを持って このサイトでは戦国武将の歴史と、それにゆかりのある場所をいくつかご紹介させていただいているのだが、全国各地にはまだまだ数多くの史跡や名所が点在している。
歴史観光を楽しむ際に欠かせないのが「史実」と「場所」である。その場所で何が行われたのか、または何が起こるきっかけとなったのかなど、下準備をするだけで旅を数倍楽しむことが可能となる。
地域に的を絞ってその土地に縁のある人物を選ぶも良し、かたや人物に的を絞って旅の計画を立てるのも素敵なプランである。
いずれにせよ、その観光に合わせてその土地のグルメや宿など、観光に欠かせない要素も盛り込めば満喫度はさらに倍増するのではないだろうか。「歴史」「名所や史跡」「グルメや宿」など自分なりの「武将マップ」を作って名所巡りが出来れば、きっとそれは旅の手助けをしてくれる効率的な必須アイテムになると私はそう思いたい。